「局所類体論」岩澤健吉著。それから「フェルマー予想1」で扱われている逆極限について書いておきます。Zについて考えるのが簡単なので整数環Zについて書きます。Z/nZ〜Zn(n個で出来ている環)とZ/mZについてnがmを割り切るような場合を考え、n+a→m+a(aはZの元)で写像を考えます。この写像をnを動かしながら逆にさかのぼっていくとある元aにたどり着きます。aはZの任意の元を動き得ます。つまりこの逆極限Z^はZを含みます。これがZ^で稠密らしいのですが、ここでちょっと疑問。8はmod5で3であり、mod10で8です。それではmodnである値をとり、しかもそれが「起こり得ない」数を表しているときはこれはZ^の元でしょうか?よくわからんのです。
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